2017年12月30日(土)
犬の病気(腫瘍:高分化型 肝細胞癌 )
この飼い主さんのワンちゃんは、10年以上前から当院にかかっています。
今から、7年前に、肝臓に5mm大の腫瘤を確認、肝臓由来の腫瘍の可能性があったので、飼い主さんと、相談した結果、進行具合、経過をみて、治療法を決定していくことになりました。(肝臓由来の悪性腫瘍は進行が遅いケースが多いので)
その6年後の昨年夏、肝臓腫瘍は13cmまで大きくなり、破裂寸前で、ワンちゃんの具合が悪化しました。
このとき、ワンちゃんは15才、心臓病、肺気腫等、他に病気を抱えていました。
飼い主さんと、また相談して、最終的に、肝臓腫瘍摘出(肝臓癌)(ザボン大)を行いました。
その後肺炎を併発しましたが、無事回復して食欲が一気に出て、太りました。
今年の夏も、肝臓の別の場所に腫瘍(夏みかん大)ができて、破裂で状態悪化のため、摘出しました。その後、食欲が出て、回復しました。
現在16才。まだまだ頑張って欲しいです。大人になって、お家にきた子ですが、手術のたびに、飼い主さん一家は、手術室のガラス越しに、ずっと見守っています。子犬、仔猫を飼い始めたばかりの飼い主さんが、受診した際に、このご家族みたいに、ずーっと家族とペットが寄り添って過ごしていただけたらと、そのお手伝いができる病院でありたいと。 今後ともスタッフ一同努力し続けます。
いつも美味しいパンありがとうございます。袋の中身を確認していると、うちの子まだ、大丈夫ですか?って、質問されます。
おじじは、強いわんこですよ。レオンちゃん、頑張れ。
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